●Tyler Cowen, “Greg Mankiw’s summer reading list”(Marginal Revolution, May 11, 2006)
夏休みを迎える学生達に向けて、マンキュー(Greg Mankiw)が休暇中にお薦めの図書リストを作成している。
- ミルトン・フリードマン(Milton Friedman), 『Capitalism and Freedom』(邦訳『資本主義と自由』)
- ロバート・ハイルブローナー(Robert Heilbroner), 『The Worldly Philosophers』(邦訳『入門経済思想史:世俗の思想家たち』)
- ポール・クルーグマン(Paul Krugman), 『Peddling Prosperity』(邦訳『経済政策を売り歩く人々-エコノミストのセンスとナンセンス』)
- スティーヴン・ランズバーグ(Steven Landsburg), 『The Armchair Economist』(邦訳『ランチタイムの経済学』)
- P. J. オローク(P.J. O’Rourke), 『Eat the Rich』(未邦訳)
- バートン・マルキール(Burton Malkiel), 『A Random Walk Down Wall Street』(邦訳『ウォール街のランダム・ウォーカー』)
- アビナッシュ・ディキシット&バリー・ネイルバフ(Avinash Dixit and Barry Nalebuff, 『Thinking Strategically』(邦訳『戦略的思考とは何か-エール大学式「ゲーム理論」の発想法』)
- スティーヴン・レヴィット&スティーヴン・ダブナー(Steven Levitt and Stephen Dubner), 『Freakonomics』(邦訳『ヤバい経済学』)
- ジョン・マクミラン(John McMillan), 『Reinventing the Bazaar』(邦訳『市場を創る-バザールからネット取引まで 』)
- ウィリアム・ブレイト&バリー・ハーシュ(William Breit and Barry T. Hirsch), 『Lives of the Laureates』(邦訳『金融経済の進化に寄与したノーベル賞経済学者たち』)
大変優れたチョイスだと思う。私のお薦めを付け加えると、グローバリゼーションについて学ぶには、マーティン・ウルフ(Martin Wolf)の『Why Globalization Works』(未邦訳)、経済発展の問題について学ぶには、ジョン・ケイ(John Kay)の『Culture and Prosperity』(邦訳『市場の真実-「見えざる手」の謎を解く』)あたりだろうか。そして、中国経済について学ぶには、・・・何かお薦めはあるだろうか? 経済史の方面だと、ロバート・フォーゲル(Robert Fogel)の『The Escape from Hunger and Premature Death, 1700-2100』(未邦訳)がお薦めだ。
(追記)アーノルド・クリング(Arnold Kling)もお薦めの本を何冊か挙げている。
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