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アレックス・タバロック「ラップトップPCではなく手書きでノートをとるべき理由」

(Alex, Tabarrok, “Why you should take notes by hand — not on a laptop,” Marginal Revolution, April 1, 2015)

Vox が,ノートを手書きでとった場合とラップトップPCでとった場合を比較した研究を伝えている.

〔3つ行われたうちの〕第一の研究では,学生たちが 15分の TED トークを視聴しながらノートをとり,30分後に同じトークについてテストを受けた.テスト問題には,特定の数字や事実を尋ねる単純なものもある一方でアイディアどうしを比較したり分析したりするよう学生に求める概念的な問題もある.

ラップトップPC利用と手書きにわけられた学生たち2グループは,事実に関する質問ではかなり似通った結果を見せた.だが,ラップトップPCユーザーは概念的な問題に関して大幅に劣る結果となった:

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問題は,ラップトップPCを使っているとき学生たちは速記者になってしまう点にあるようだ.つまり,聞いたままをなにもかもできるかぎりすばやく書き留めるようになってしまう.だが,手書きでノートをとる学生は,書き留めるときに素材を加工して重要なアイディアを記せばすむようにする.いちばん決定的な情報を引き出すよう脳に強いるときにこそ,実際に学習がなされる.

実際にノートをとる研究条件のもとですら,ラップトップPCの結果は劣った.現実世界では,ラップトップPCは注意をそらそうと誘惑する要因だ.うちの息子がクラスにやってきたときのことを思い出す.後ろに座っていた息子は,授業後にこう言った.「父さんがなんでオンライン教育にあんなに関心を寄せてるのかわかったよ.父さんの学生の半分は,授業中からもうオンラインにいたもの.」


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