経済学101は主に皆様の寄付によって賄われています。温かい支援をお待ちしています

Archives for 6月 2014

ノア・スミス「新しい古典派の革命はなぜ起こったのか」

Noah Smith “Why did the New Classical Revolution happen?” (Noahpinion, June 29, 2014)

(訳者補足:この議論の経緯についてはhimaginary氏がまとめられてますので、未読の方はそちらからまずご覧頂くほうが良いと思います。)


Cassini_apparent
一方の側にサイモン・レンルイスマーク・ソーマ、反対側でそれに対するのがポール・クルーグマンという形で、興味深いちょっとした議論が交わされている。その議題とはすなわち、70年代末から80年代初頭にかけての新しい古典派のマクロ経済学における革命の隆盛を引き起こしたものは何なのかというものだ。

僕はこの点については基本的にはクルーグマン側にいるのだけれど、革命を実際に目撃したわけでもないし、もちろん本当のところは分からない。

「新しい古典派」という用語は、ふつう次の3つのことを指すのに使われる。

  1. ルーカスの島モデル
  2. DSGEを作り出した合理的期待やミクロ的基礎付け等による方法論上の革命
  3. RBCモデル

何でこの3つが一緒くたにされてるのか僕は知らないのだけど、ただルーカスはこの3つ全てを研究した。でもまあそれはさておこう。 [Read more…]

ポール・クルーグマン「間違いを認めることって大事よ」

Paul Krugman, “The Importance of Admitting Error,” Krugman & Co., June 27, 2014.
[“Wrongness, OK and Not,” The Conscience of a Liberal, June 13, 2014]


間違いを認めることって大事よ

by ポール・クルーグマン

Luke Tchalenko/The New York Times Syndicate

Luke Tchalenko/The New York Times Syndicate

『ブルームバーグ』のコラムニスト,バリー・リソルツが自分の金融ブログ Big Picture でいい記事を書いてる.最近のコラムでやってしまった間違い(ぜんぜん根本的な間違いじゃあない)を認めつつ,なにか間違いをやってしまったときにどう対処すべきか論じてる――誰だって間違いはやらかすもんだからね.ぼくなら,「やらかした間違いはなくしようがない」とでも付け加えたい.これについては前に書いたことがある.でも,この要点を言い表すのにいくぶん新しい方法があるかもしれない.
[Read more…]

ポール・クルーグマン「結束できてる党,できてない党」

Paul Krugman, “One Party Is United, The Other, Divided,” Krugman & Co., June 27, 2014.
[“Disciplined Democrats,” The Conscience of a Liberal, June 15, 2014.]


結束できてる党,できてない党

by ポール・クルーグマン

KAL/The New York Times Syndicate

KAL/The New York Times Syndicate

『ニューヨーク・タイムズ』のコラムニスト Ross Douthat その他の人たちが「民主党はヒラリー・クリントン個人の人気だけでまとまっているだけの脆弱な寄り合い所帯だ」と主張している.先日,Vox の評論家マット・イグレシアスがこうした主張をおしかえす反論を書いた.彼は正しい.ここで,ちょっとだけぼくの考えを付け加えておきたい.
[Read more…]

スタイナー&フライ「世界遺産の選定についての新提案」

Lasse Steiner, Bruno S Frey “Selecting World Heritage sites: A new proposal” (VOX, 18 November, 2011)

ユネスコ世界遺産の数は1000近くに上る1 。これらのは観光によって莫大な便益を享受しており、したがって審査委員の判断には不正の疑惑がまことしやかにささやかれている。本稿では、判断の政治化を取り除くための新たな方法を示す。すなわち、無作為選択である。 [Read more…]

  1. 訳注;2014年6月の世界遺産委員会で1000を超え、現在1007件となっている。 []

タイラー・コーエン 「本物の囚人は『囚人のジレンマ』に陥るか?」

●Tyler Cowen, “The prisoners’ dilemma with actual prisoners”(Marginal Revolution, July 8, 2013)


本物の囚人を対象とする「囚人のジレンマゲーム」の実験を行った研究があるようだ。Menusch KhadjaviとAndreas Langeによる共著論文がそれだ。

本論文では本物の囚人と学部生(ともに女性)をそれぞれ被験者とする2タイプの「囚人のジレンマゲーム」の実験を行った1。同時手番2の囚人のジレンマゲームにおいては、学部生よりも囚人の方が協調行動を選択する割合が高かった3。一方で、囚人のジレンマゲームが逐次手番4のかたちで行われた場合、学部生同士のケースでは先手が協調行動を選択する割合は同時手番ゲームの時よりも高まることになったが5、囚人同士のケースではそのような変化は見られなかった6。また、後手のプレイヤーに関しては学部生同士のケースでも囚人同士のケースでも似たような行動が観察された7。社会的選好(social preferences)に従って行動している人の割合は囚人と学部生との間でそれほど違いはなく、またその割合はかなり高いことが本論文の実験を通じて見出されたと言えるだろう。

この研究の概要についてはこちらのエントリーを参照のこと8。この話題に気付くきっかけをくれた@Noahpinionに感謝。

  1. 訳注;囚人と学部生がペアになって囚人のジレンマゲームを行うというわけではなく、囚人は囚人同士で、学部生は学部生同士でゲームを行う。 []
  2. 訳注;2人のプレイヤーともに相手がどのような戦略を選んだかを知らない状態で自らの戦略を決定する。 []
  3. 訳注;囚人のうち55%、学部生のうち37%がそれぞれ協調行動を選択したとのこと。 []
  4. 訳注;2人のプレイヤーのうちまず最初に行動するプレイヤー(先手)はもう一方のプレイヤー(後手)がどのような戦略を選ぶかを知らない状態で自らの戦略を決定するが、後手のプレイヤーは先手が選んだ戦略を知った上で自らの戦略を決定する。 []
  5. 訳注;先手を務めた学部生のうち63%が協調行動を選択したとのこと。 []
  6. 訳注;協調行動を選んだプレイヤー(先手)の割合は同時手番ゲームの時とそれほど変わらなかった。 []
  7. 訳注;先手が協調を選んだ場合、学部生同士のケースでも囚人同士のケースでも後手のプレイヤーのうちおよそ60%が協調を選んだのこと。一方で、先手が裏切りを選んだ場合、後手のプレイヤーのほぼすべてが(1人の例外を除いて)裏切りを選んだとのこと。 []
  8. 訳注;実験結果を慎重に解釈する必要性も含めてこの研究の詳細については次の記事も参照のこと。 ●Tania Lombrozo, “The ‘Prisoner’s Dilemma’ Tests Women In And Out Of Jail”(NPR’s 13.7 Cosmos and Culture blog, July 29, 2013) []

ポール・クルーグマン「根深い政治分裂がオバマの業績を見えにくくしてる」

Paul Krugman, “Deep Divisions Cloud Obama’s Legacy,” Krugman & Co., June 20, 2014.
[“The Pundits and the President,” June 10, 2014; “We Will Be Welcomed As Liberators,” June 14, 2014.]


根深い政治分裂がオバマの業績を見えにくくしてる

by ポール・クルーグマン

Stephen Crowley/The New York Times Syndicate

Stephen Crowley/The New York Times Syndicate

中道派のオバマ叩きの季節がやってきたみたい.「大統領は無力だ」なんて話をきかされる.「大統領は党の足を引っ張ってる」と民主党員が不満をこぼしてるぞ,なんてメディアで伝えられたりしてる(けど,オフレコ発言ばかりだ).
[Read more…]

ポール・クルーグマン「創造的破壊についてドイツが教えてくれること:破壊はやめて高品質を」

Paul Krugman, “An Innovation Lesson From Germany: Less Disruption, More Quality,” Krugman & Co., June 20, 2014.
[“Creative Destruction Yada Yada,” June 16, 2014; “German Labor Costs,” June 17, 2014]


創造的破壊についてドイツが教えてくれること:破壊はやめて高品質を

by ポール・クルーグマン

John W. Adkisson/The New York Times Syndicate

John W. Adkisson/The New York Times Syndicate

ジル・ルポアが『ニューヨーカー』誌にすばらしい記事を書いてる.ビジネスでも他のどんなことでも「破壊的イノベーション」こそが成功の秘訣だというインチキ話を,ルポアは反駁している.たんにあの手の話を小馬鹿にしてすませずに,周到に議論を分解し,新興イノベーターが圧倒的に重要なことを示すとされている事例研究にまでさかのぼって検討した上で,実はそういう事例が筋書きにうまく収まっていないことを明らかにしている.
[Read more…]

ナラヤナ・コチャラコタ「Fedの金融政策:インフレ目標、物価水準目標、雇用の最大化」

Narayana Kocherlakota”Monetary Policy Report to the Economic Club of Minnesota” (Federal Reserve Bank of Minneapolis, May 21, 2014)
ミネソタ経済クラブにおける講演


御紹介ありがとうございます。また、今日ここにお招きいただきましたことにも御礼申し上げます。ミネソタ経済クラブを再び訪れることができ、大変嬉しく思います。

本日は、連邦準備制度や連邦公開市場委員会(FOMC)のいくつか基本的なところをお話しすることから始めたいと思います。しかし、大部分の話はある種の四半期報告書のようなものとなります。皆さんの選ばれた代表者、すなわちアメリカ議会は、重要なマクロ経済目標の達成をFedに課しています。今回はそうした目標を達成するためにFOMCがどのように行動しているのかについての、ミネソタ経済クラブの皆さんに対する報告となります。しかし心に留めておいてほしいのですが、私がこれからお話しするのは私自身の考えでありまして、私以外の連邦準備制度内の人間のそれと必ずしも同じではありません。

話の終わりに際しては、皆さんからの御質問にお答えするとともに、そこから学ばさせて頂ければと思います。

連邦準備制度の基本 [Read more…]

タイラー・コーエン 「信頼のニューロエコノミクス」

●Tyler Cowen, “Neuroeconomics and trust”(Marginal Revolution, September 30, 2003)


フィナンシャル・タイムズ紙で(実験経済学から枝分かれした)ニューロエコノミクス(神経経済学)についての特集記事が組まれている。

記事の中では信頼ゲーム1の実験結果が紹介されているが、実験に参加した被験者の多くは協調的な行動を示したという2。その理由は何なのだろうか?

・・・バーノン・スミス(Vernon Smith)教授率いる研究チームは信頼ゲームが繰り広げられている最中にfMRIを用いて被験者たちの脳の活動を観測した。fMRIでスキャンした脳の画像によると、協調的な戦略を採用した被験者らの脳の部位で活発な活動を見せたのは前頭前皮質内側部(特にブロードマンの第8野と第10野)のあたりであった。脳のこの部位は他人の精神状態や動機を予測したり、将来的にもっと大きな報酬を手に入れるために(快楽などの)報酬の享受を先送りしたりする機能と関わりがあることが知られている。一方で協調的な戦略を採用しなかった被験者らの前頭前皮質内側部は実験中に活発に活動することはなかったという。また、実験では人間ではなくコンピュータを相手とした信頼ゲームも実施されたが、自分の相手がコンピュータであることを知った上で実験に参加した被験者についても実験中に前頭前皮質内側部が活発に活動することはなかったということだ。

先にも触れたように、信頼ゲームにおいて被験者の多くが協調的な戦略を採用する理由を互酬性(reciprocity)3に求める意見があるが、fMRIを用いた実験の結果はそのような解釈と整合的なものだとスミス教授は語る。協調的な戦略を採用した被験者たちは(前頭前皮質内側部を働かせて)相手がどのような反応を示す可能性が高いかを思案し、その上で相手を信頼しようと決断したというわけである。

ニューロエコノミクスの研究は脳スキャン頼りというわけではない。実験の過程では脳の活動を観測するだけではなく、脈拍数や皮膚電気活動、体内のホルモン濃度などの測定も試みられており、そのような様々な手法を通じてこれまでに多岐にわたる事実が発見されてきている。排卵日にあたる女性はその他の人々と比べると信頼度が低い(信頼できない)というのもそのような事実の一つである。 [Read more…]

  1. 訳注;記事で紹介されている信頼ゲームの具体的な内容は次の通り。まずはじめに一人のプレイヤー(「送り手」)に10ドルが原資として手渡される。「送り手」は2つの戦略のうちどちらか一方を選択する。一つ目の戦略は「10ドルを自分の手元に置いておく」であり、「送り手」がこの戦略を選べばゲームはその時点で終了する。二つ目の戦略は「もう一人のプレイヤー(「受け手」)に10ドルすべてを渡す」であり、「送り手」がこの戦略を選べば10ドルの4倍である40ドルが「受け手」の手に渡ることになる。仮に40ドルが「受け手」の手に渡った場合、「受け手」は2つの戦略のうちどちらか一方を選択する。一つ目の戦略は「40ドルすべてを独り占めする」であり、二つ目の戦略は「40ドルのうち15ドルを「送り手」に渡す(自分の手元には25ドル残す)」である。「送り手」がどちらか一方の戦略を選択した時点でゲームは終了する。なお、「送り手」は「受け手」が誰であるかを知らず、2人が顔を合わせることはないものとする。 []
  2. 訳注;標準的な経済学の予測では、「送り手」は「10ドルを自分の手元に置いておく」を選択するものと考えられる。というのも、2人は顔を合わせることがなく、それゆえ40ドルすべてを独り占めしても「送り手」から制裁を受ける恐れがないため、「受け手」は40ドルすべてを独り占めするに違いないからである。「送り手」もそのことがわかっているため、「送り手」は「「受け手」に10ドルすべてを渡」して手元に何も残らない羽目に陥るよりは「10ドルを自分の手元に置いておく」ことで10ドルを獲得する道を選ぶものと予測されるのである。しかしながら、記事で紹介されている実験では、「送り手」(の役割を務めた被験者)の半数が10ドルを「受け手」(の役割を務めた被験者)に渡し、「送り手」から10ドルを受け取った「受け手」の4分の3が(40ドルのうち)15ドルを「送り手」に返したということである。 []
  3. 訳注;互酬性=「こちらが好意を示せば、相手も好意で報いてくれるに違いない」と考えた上で相手に好意を示す(相手を信頼する) []

タイラー・コーエン 「リスク vs.不確実性」

●Tyler Cowen, “Risk vs. uncertainty”(Marginal Revolution, December 13, 2005)


フランク・ナイト(Frank Knight)やオースリア学派の著作に目を通したことはあるだろうか? そこでは「リスク」と「不確実性」が区別して論じられているわけだが、そもそもこの区別は一体どういったことを意味しているのだろうと疑問に思ったことはないだろうか? そのような疑問に対してニューロサイエンス(神経科学)が答えのヒントを提供しているようだ

実験に参加した被験者たちはfMRIで脳の活動を観測されながら曖昧な(ambiguous)賭けに臨んだのであった。

実験の一つでは2種類の箱が用意された。「リスキーな」箱の中には赤色のカードと黒色のカードがそれぞれ20枚ずつ入っている。もう一つの「曖昧な」箱には赤色のカードと黒色のカードが合わせて40枚入っているが、その内訳がどうなっているか(赤色のカードと黒色のカードがそれぞれ何枚ずつ入っているか)はわからない。そして被験者たちは次のような選択を迫られたのであった。「どちらか一方の箱を選んで一枚だけカードを引き、それが赤色のカードだったら賞金を差し上げます。あなたはどちらの箱を選びますか?」

大半の被験者は「リスキーな」箱を選んだ。しかし、論理的にはどちらの箱も優劣つけがたいはずである。というのも、どちらの箱を選んでも赤色のカードを引く確率は2分の1だと考えられるからだ1

fMRIでスキャンした脳の画像によると、「曖昧な」賭けに直面した被験者の脳内では扁桃体と眼窩前頭皮質の活動が活発さを増す傾向にあった。これら2つの部位は感情のコントロールに関わっており、中でも扁桃体は恐怖心と密接な関わりを持つ部位として知られている。

曖昧さを伴う選択を忌避する態度と脳内の感情を司る部位の活発な活動との間に窺われるつながりは人間の進化という点から判断して理にかなったものだと言えそうである。コリン・キャメラー(Colin Camerer)は次のように語る。「危険な状況を前にして恐怖で固まってしまうというのはおそらくは我々の祖先が環境に適応するために長い時を通じて身に付けてきた古くから伝わる感情的な反応だと言えるでしょう。」

そしてその感情的な反応は現代人の脳の中で曖昧さを伴う出来事を忌避する態度へと読み替えられることになるわけである。

長期保険のマーケットがなかなか立ち行かない理由もこの線に沿って説明できるだろうか? この記事に気付くきっかけをくれたChris Masseに感謝する。

  1. 訳注;「曖昧な」箱では赤色のカードと黒色のカードがそれぞれ何枚ずつ入っているかはわからないわけだが、赤色のカードの方が黒色のカードよりも多く入っている(あるいは黒色のカードの方が赤色のカードよりも多く入っている)と見なすべき特段の理由もないことから、赤色のカードと黒色のカードは同じ枚数だけ入っているに違いないととりあえず見積もってみるというのも一つの判断としてありだろう。「曖昧な箱の中には赤色のカードと黒色のカードが同じ枚数だけ入っているに違いない」と見積もるということは言い換えると(「曖昧な」箱の中から)「赤色のカードを引く主観確率」(P(赤))と「黒色のカードを引く主観確率」(P(黒))が等しい(P(赤)=P(黒))と判断していることになる。それぞれの確率を足し合わせると1になるとすると(P(赤)+P(黒)=1)、赤色のカードを引く主観確率は2分の1ということになる。しかしながら、大半の被験者は「曖昧な」箱ではなく「リスキーな」箱を選んでおり、「リスキーな」箱の方が赤色のカードが出やすいと判断していることになる。「リスキーな」箱から一枚カードを引いてそれが赤色である確率は(40枚中20枚は赤色のカードであることから)2分の1なので、「曖昧な」箱ではなく「リスキーな」箱を選んだ被験者は「曖昧な」箱の中にある赤色のカードは20枚未満であり、「曖昧な」箱から一枚だけカードを引いてそれが赤色である(主観)確率は2分の1を下回る(P(赤)<0.5)と判断しているわけである。そうだとすると、大半の被験者は「曖昧な」箱の中にある黒色のカードは20枚より多く、それゆえ「曖昧な」箱から一枚だけカードを引いてそれが黒色である(主観)確率は2分の1を上回る(P(黒)>0.5)と判断していると言えそうだが、被験者たちに「どちらか一方の箱を選んで一枚だけカードを引き、それが黒色のカードだったら賞金を差し上げます。あなたはどちらの箱を選びますか?」と問うた場合、やはり大半の被験者は「リスキーな」箱を選ぶことだろう。つまり、その場合被験者たちはP(黒)<0.5(=「リスキーな」箱から一枚だけカードを引いてそれが黒色である確率)と判断していることになり、P(赤)もP(黒)もともに2分の1を下回る(言い換えると、P(赤)+P(黒)<1)という何ともパラドキシカルな事態が生じることになる。詳しくはエルスバーグ・パラドックスを参照のこと。 []