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タイラー・コーエン「どうして高校でもっと経済学を教えないんだろう?」

[Tyler Cowen, “Why isn’t more economics taught in high school?” Marginal Revolution, June 22, 2016]

MR愛読者のトッドからこんなお便りをいただいた:

うちの子供は11歳と8歳と5歳で,立派な[中略]学校に通っています.いまのところ,子供が学校で経済学に触れた経験はゼロです.まったくありません.なんでこうなるんでしょうか? 『ベオウルフ』だの〔奴隷の逃亡を助ける〕「地下鉄道」だのスペイン語だのは学ぶのに,基本的な経済学を学ばないのはどういうわけでしょうか? うちの子にかぎらず,ふりかえってみると,かくいうぼく自身も初等教育でまったく経済学に触れた経験がありませんでした.あらゆる子供に早い段階で経済学概論の直観的な理解をあたえた方が,この国の民間・公共両方の意志決定を改善できるのでは? よくできた教科書(4年生から6年生あたりを対象にしたもの)さえあれば,社会にとって大きな利得がえられるのでは?

関連したお話はいろんな人たちから聞いたことがある.じゃあ,どんな説明が可能だろう?

1. 幼稚園から高校まで,教師たち自身が経済学を理解していない.

2. 歴史の事実やスペイン語文法の方が,経済学の概念よりもずっと教えやすくテストしやすい.多くの高校経済学クラスは実際に経済学者らしく考えることよりもビジネス用語の方に多くの注意を向けているのに留意しよう.

3. 幼稚園から高校まで,管理者たちは経済学的な推論法に敵意を抱いているのかもしれない.というのも,経済学的な推論に照らし合わせてみると,彼らのなかにはあまり良い気分のしない面も浮かび上がってくる人もいるかもしれないからだ.

他になにかあるだろうか? 〔大学の単位がとれる〕高校上級クラスの経済学は,ここ20年で急速に伸びてきているし,テキサスなど一部の州では学部後半レベルの経済学が求められている.だが,もっと低い水準ではどうだろうか? 進歩はそれほど明白ではない.

この質問について,いつでもそう有益とはかぎらないけど,議論してるスレはこちらで


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