経済学101は主に皆様の寄付によって賄われています。温かい支援をお待ちしています

タイラー・コーエン 「ヒトは無意識のうちに自分の匂いを頻繁に嗅いでいる?」(2020年4月24日)

●Tyler Cowen, “Are humans constantly but subconsciously smelling themselves?”(Marginal Revolution, April 24, 2020)


以下に引用するのは、オフェル・パール(Ofer Perl)率いる研究チームの論文のアブストラクト(長~いアブストラクト)の冒頭部分だ。自分の顔を手で触らずにいるのがなかなか難しい理由を説明する一助になるかもしれない。

人間をはじめとして霊長類に属する生物は、かなりの頻度で自分の顔を触ることが知られているが、その機能についてもその由来についても未だもって不明なままである。本稿では、人間が自分の顔を触るのは自分の手の匂いを嗅ぐためではないかとの仮説を提示する。まずはじめに、人間がかなりの頻度で自分の顔を触っている事実を確認するために先行研究を展望する。次いで、人間が自分の顔を触るのは自分の手の匂いを嗅ぐためであることを示唆する実験結果を詳しく取り上げる。その実験結果によると、被験者が手で自分の顔を触るのに伴って鼻の呼気量が大きく増えるだけでなく、被験者に気付かれないように香水やステロイド化合物を振りかけると、それに伴って手で顔を触る頻度が増えたり減ったりする(香水を振りかけた場合は増え、ステロイド化合物を振りかけた場合は減る)ことが確認されている。自分の顔を触って自分の手の匂いを嗅ぐのは大体において無意識の行為である可能性が高いが、人間は(自分の顔を触る以外の方法で)意識的にも自分の匂いをかなりの頻度で嗅いでいるようである。

「滅多に問われない疑問集」にまた一つ追加だ。情報を寄せてくれたミシェル・ドーソンに感謝。


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください