Correlation between Crisis Periods and Epidemics
April 15, 2020
by Peter Turchin
前回のエントリ『コロナウィルスと我らの不和の時代』を投稿してから、私は世界史における主要な伝染病の一覧を、ウィキペディアのような媒体と、学術論文の両方で目を通している。危機の時期と疫病の勃発には強い(ただ完全ではない)関連性があることを私は知っている(2008年の論文を見てほしい)。問題はこの相関関係がどのくらい強いかだ。
以下は、私が発見したデータを元にして纏めた表だ。ただこれは、主要な伝染病は不和の時代の間に勃発する傾向があるという仮説の決定的な分析ではない。以下の比較検証は、十分に体型立ったものではなく、非常に定性的なものであり、明確にヨーロッパ中心バイアス(すくなくとも西ヨーロッパ中心バイアス)がある。ただ、ここはブログであって、非常に高い厳密性が要求される学術論文ではない(Seshatの危機のデータベース [1]訳注:Seshatは全世界のアカデミアを繋いで、歴史の定量データを集めるために創設されたターチンが代表を務める研究機関。 が完全に構築された時には、我々は正規の研究を行う予定だ)。
いずれにしても、以下は私の暫定的なアイデアだ。コメントを歓迎する!
危機の時代 | 場所 | 伝染病とパンデミックの名称 |
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日本 |
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第3次ペスト大流行
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アシュドド [2]訳注:イスラエル南部の都市 におけるペリシテ人の疫病:ピーター・ヴァン・ヘイレンによる油絵(1661年)
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