経済学101は主に皆様の寄付によって賄われています。温かい支援をお待ちしています

ラジブ・カーン「ダン・アリエリーの終わり」(2021年8月17日)

The End For Dan Ariely
POSTED ON AUGUST 17, 2021 BY RAZIB KHAN

2000年代後半、ダン・アリエリーは巨大な存在だった。2008年の金融危機を受けて、異端派経済学と行動経済学が流行りだした時期だ。『予想通りの不合理:増補改定版』は非常に楽しく読ませてもらった。アリエリーは何年もメディアに引っ張りだこになっていたが、結局のところ行動経済学(“ナッジ”)の一時的流行は収まり、アリエリーもあまり耳にしなくなってしまった。

残念なことに、アリエリーが科学不正の中心にいるかもしれないことが判明した。私は、セクシー化した行動経済学に関心を払うのを止めてしまっている。再現性の危機がさらなる懐疑を招いていると思っているからだ。もっとも、他にも理由はあるだろうが。

関連エントリ:
行動経済学者のように考える(歯科医版)
心理学は経済学の役に立たない
実証的経済学の台頭
行動経済学を13章にまとめ上げた『予想通りの不合理』
グラッドウェル再び登場
経済学がしでかしている愚行


Comments

  1. 翻訳作業ご苦労様でした。

    ところで、「行動経済学(“ナッジ”)は衰退し」の部分はちょっと訳抜けしているようです。原文は “the behavioral economics (“nudge”) fad faded” なので、「行動経済学(“ナッジ”)の流行は収まり」とでもしないと、ちょっと意味が違ってしまうと思います。

    あと、「再現性の危機についてもっと注意深くならなければ」もちょっと違うのではないでしょうか。”the reproducibility crisis entailed more skepticism” は普通に解釈すれば、「再現性の危機がさらなる懐疑を招いている」、というような意味だと思いますが。

    揚げ足取りっぽく聞こえたらごめんなさい。

    • WARE_bluefield says:

      ありがとうございます。朝方にいそいでアップしたのでミスが多いですね。
      急いで反映させました。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください