タイラー・コーエン「市場を嫌う大学人はなんでこんなに多いんだろう?」(2018年11月27日)

[Tyler Cowen, “Why do so many academics dislike the market?” Marginal Revolution, November 27, 2018]

どうやら結局ノージックは正しかったらしい.Raul Magni-Berton と Diego Rios の論文から抜粋:

本稿では,大学の研究者たちが市場に反対する傾向を見せる理由を検討する.この目的のために,本稿では規範的な政治理論を説明メカニズムに用いる.まず,ロバート・ノージックが最初に提起した推測から出発する.大学人たちは,それぞれの世代の最優秀学生のなかでも過剰に代表されている.学校の成績がすぐれていると,将来の経済的な見通しについて高い期待が生じる.だが,市場は学校の成績をどおりの結果をもたらさない.この学校と市場のちぐはぐな関係は大学人の目には――おそらくは知識人全般の目にも――道義的に受け入れがたいものと映る.この説明を検証すべく,本稿はフランスの大学人の回答者 1,500名近くを対象にオンラインのアンケート調査を行った.この調査から得られたデータは,ノージックの仮説を支持している.

Via Rolf Degen.

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