●Tyler Cowen, “Optimal product durability (Pakistani markets in everything)”(Marginal Revolution, July 17, 2012)
・・・(略)・・・宗教団体が主導する(反米を掲げる)抗議デモの多くはどれもこれも同じパフォーマンスでもってお開きとなる。(アメリカの国旗である)星条旗を燃やして終わるのだ。
・・・(略)・・・宗教団体向けに星条旗を売りつけるサプライチェーンの過半を牛耳っている人物がいる。マムーン・ウル・ラシード氏。30歳。1998年にパキスタンが核実験を行ったことを受けてクリントン政権が経済制裁を発動。学生だったラシード氏はそのことに激怒。それ以来、反米のメッセージが刻まれたプラカードや自家製の星条旗を作るようになったという。昔に比べると比較的冷静な気持ちで星条旗作りに励んでいるとのこと。可燃性の自社製品の寿命の短さについても冷静に受け止めているという。
「丹精を込めて製品を作らせてもらっています。わざわざお買い上げいただくわけですからね」とラシード氏。オフィスはカラチ市でも古くから労働者階級が多く住む地域の一つとして知られているグルシャン・エ・イクバールに構えられている。8フィート×6フィートの間取りの部屋の大部分を占めるデスク。その背後にある椅子に腰掛けて取材に応じるラシード氏。頭には迷彩柄のベースボールキャップを被っている。
「燃やされてしまうことについてどう思うかですって? 我が社の使命は寿命が1時間の(少なくとも1時間は持つ)国旗(星条旗)を作ることにあります。残念な話ではありますが、『買ってから1時間。それだけ持ってくれればいい』というのがお客様の要望であれば我々としてはその声に従うまでです」とラシード氏。
詳しくはこちらを参照されたい。情報を寄せてくれたJake McGuireに感謝。
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●Tyler Cowen, “Markets in everything, China fact of the day edition”(Marginal Revolution, April 29, 2008)
香港メディアの報道によると、中国の南部にある工場がチベットの旗を製造していたために警察の調べを受けたという。広東省にある工場に海外(中国国外)から旗の製作を依頼する注文が入ったのだが、その旗というのがチベット亡命政府の旗だったというのだ。
リンクはこちら。情報を寄せてくれたChristopher Hayesに感謝。