月: 2023年4月
77 posts
2023年4月30日
マシュー・フィーニー「市場原理によるファクトチェック」(2023年2月21日)
インターネットの「規模」の拡大に伴い情報のファクトチェックはより一層困難になり、完全な検閲すら辞さない可能性もある。「衆知」が我々を真実に導いてくれることだろう。
タイラー・コーエン 「『ゼロサム思考』と米国における政治的な分断の淵源」(2022年12月26日)
ゼロサム思考度――ゼロサム思考に侵されている度合い――の高さは、政府の重要性についての見方だったり、再分配政策の有用性についてだったり、移民の効果についての見方だったり、政治的な立ち位置(左派、右派)だったりと強い相関があることが見出された。さらには、各人のゼロサム思考度の高低は、その人の両親や祖父母がどんな経験をしたかによって説明できることも見出された。人生をゼロサムゲームと捉えるかどうかというのは、世代を超えて継承される属性である可能性があるのだ。
タイラー・コーエン 「左と右とゼロサム思考」(2020年1月5日)
リベラル派(左派)も保守派(右派)も、自分の信条を守るのに役立つようだとゼロサム思考に陥りがちなようだ。
タイラー・コーエン 「左派は反市場で、右派は反左派 ~ブライアン・カプランの最高傑作(?)が発刊~」(2023年4月29日)
民主党(リベラル派)の穏健派と共産主義者とは違うところがだいぶあるが、共通点もある。どちらも自由市場が神経に障るのだ。共和党(保守派)の穏健派とナチスとは違うところがだいぶあるが、共通点もある。どちらも左派が神経に障るのだ。
スコット・サムナー 「『非伝統的』な金融緩和策に対する本能的な嫌悪感」(2011年10月26日)
人間は、血とか生活排水とかを目にしたり、人体の一部(臓器とか)を売るとかいう発想を耳にしたりすると、本能的に嫌悪感を抱く。それと同じように、「非伝統的」な金融緩和策に対しても本能的に嫌悪感を抱いてしまうのかもしれない。