Alex Tabarrok “The Top Ten Marginal Revolution Posts of 2018” Marginal Revolution, December 20, 2018
ページビュー数で測った場合,本ブログMarginal Revolutionの記事で今年最も人気があったのは,警官とそれ以外の人たちでは違った法律が適用されているという話だ。「刑務所釈放カード(Get Out of Jail Free Cards)」
2位は「タイラー・コーエンの人生のための12のルール(Tyler Cowen’s 12 Rules for Life)」だ。7番目のルールの「自らを傷つけるものから学ぶ術を学びなさい」に今日は目を引かれたが,リスト全体を通して多くの知恵に溢れている。
3番目に人気があったのは,タイラーでも私でもゲスト投稿者ですらない本ブログの読者からのコメントだ。「主要IT企業で働くことに関してとある頭の良い人の見解(One smart guy’s frank take on working in some of the major tech companies)」
お気に入りの記事のうちの一つが4位に入った。「”The Profit”からの教訓(Lessons from “The Profit”)」 The Profitの新シーズンが始まったが,いまだに面白い。産業組織論の経済学者なら必見だ。
5位もお気に入りの一つだ。「どうして性差別と人種差別は減っていかないんだろう――誰もが性別差別も人種差別もあまりやらなくなってるのに [1]optical_frogさんによる邦訳 (Why Sexism and Racism Never Diminish–Even When Everyone Becomes Less Sexist and Racist)」
北朝鮮との合意に関するタイラーの優れた分析は,彼がニュースのヘッドラインよりも遠くを見据えた外交政策における重要な思索家であることを示している。「北朝鮮首脳会合と合意(The North Korean summit and deal)」
もう一つ読者コメントが上位に食い込んだ。「トラック運転手は自動化されるか(コメント欄より)(Will truckers be automated? (from the comments))」
8位に入った記事はタイラーとしては書きたくない類のものだが,こうした記事は常に人気があって,それがタイラーが書きたくない理由の一つだ。「最も影響力のある知識人5人は誰?(The five most influential public intellectuals?)」
9位は耳よりな記事だ。「アンティークはなぜそんなに安くなったの? [2]chietherabbitさんによる訳 (Why are antiques now so cheap?)」
10位に入ったのは私の動画とタイラーの記事だ。「ポール・ローマーがノーベル経済学賞を手にしたのはなぜ? [3]hicksianさんによる訳 (Why Paul Romer Won the Nobel Prize in Economics)」
その他タイラーの記事で特筆すべきもの
- 「ポルノを検閲すべき? [4]optical_frogさんによる訳 (Should we Censor Porn?)」
- 「他人の向上心を上げるというハイリターンな活動(The high-return activity of raising others’ aspirations)」
- 「哲学は進歩したのだろうか(Has there been progress in philosophy?)」
- 「SF小説お気に入りの10冊(Ten favorite Science Fiction Novels)」
- 「過小評価されている自由主義思想家(Underrated Libertarian Thinkers)」
その他私の記事で特筆すべきもの
- 「ダイレクト・インストラクション:半世紀に及ぶ研究が優位性を示している(Direct Instruction: A Half Century of Research Shows Superior Result)」
- 「男子の方が数学・科学に比較優位がある? [5]optical_frog氏による訳 (Do Boys Have a Comparative Advantage in Math and Science?)」
- 「Uber運転手報酬の男女差 [6]optical_frog氏による訳 (The Uber Pay Gap)」
- 「集団行動がイノベーションを殺す [7]optical_frog氏による訳 (Collective Action Kills Innovation)」
- 「ブロックチェーンと共有財にとっての機会(Blockchains and the Opportunity of the Commons)」