●Tyler Cowen, “Bond markets in everything”(Marginal Revolution, May 26, 2010)
イギリスの高級チョコレート専門店であるホテル・ショコラ(Hotel Chocolat)――イギリス国内だけにとどまらず、中東やアメリカにも進出しており、今のところ世界で40店舗以上が店を構えている――が、事業拡張に乗り出す意向を示している。そのために必要となる資金は、従来のように銀行や大手投資家から調達するのではなく、同社の顧客に債券を販売して賄う予定だという。その債券では、利息として(現金ではなく)「チョコレート」が支払われるらしい。
発行予定の「チョコレート債」は、2種類。どちらも利息として同社の箱詰めチョコレートが支払われるが、額面に違いがある。額面が2000ポンドの「チョコレート債」の購入者には、利息として年あたり6箱の箱詰めチョコレート――ポンドに換算すると、107.70ポンドに相当――が支払われる。額面が4000ポンドの「チョコレート債」の購入者には、利息として年あたり13箱の箱詰めチョコレート――ポンドに換算すると、233.35ポンドに相当――が支払われる。どちらの債券も、年利は5.38%で同じだ。債券が発行されてから3年が経過すると、周年日がやって来るたびに債券の買い戻し(元本の償還)に応じるという。3年が経過した後も債券をそのまま持ち続けることを選んだ顧客には、それまで通り(利息として)箱詰めのチョコレートが送り届けられるという。
全文はこちら。情報を寄せてくれた Eric John Barker に感謝。
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●Tyler Cowen, “Markets in everything the culture that is Japan there is no great stagnation”(Marginal Revolution, February 26, 2013)
グミで自分の「レプリカ」(複製)を作れる。食べることもできる。味もかなりおいしそうだ。
日本(東京都渋谷区)にある FabCafe に行けば、およそ65ドル(6000円)で自分そっくりの複製が作れる。3Dスキャナーで体の型をとり、それをもとにして自分そっくりのグミが作れるのだ。色付けの選択肢も多彩だ。FabCafe では、自分の顔のチョコレートも作れる。ただし、自分の複製を作れるのは、ホワイトデー限定のサービスだという(アジアの国々では、ホワイトデーというのがある。バレンタインデーみたいなものだが、女性が男性にプレゼントを贈るらしい [1] 訳注;これは勘違い。ホワイトデーには、男性が女性にプレゼントを贈る(バレンタインデーのお返しをする)習わしになっている。。驚くばかりだ)。
全文はこちら(実物の画像も見れる)。情報を寄せてくれた Rob Raffety に感謝。
References
↑1 | 訳注;これは勘違い。ホワイトデーには、男性が女性にプレゼントを贈る(バレンタインデーのお返しをする)習わしになっている。 |
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