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タイラー・コーエン「今年のノーベル経済学賞の受賞者は誰?」

●Tyler Cowen, “Who will win Monday’s Nobel Prize in economic science?”(Marginal Revolution, October 7, 2017)


以下はウォールストリートジャーナルより。

トムソン・ロイターから独立したクラリベート・アナリティクスは,研究論文の引用数に基づいてノーベル賞を受賞する可能性のある候補のリストを作成している。そのリストに今年新たに加わったのは,カリフォルニア工科大学のコリン・カメラーとカーネギー・メロン大学のジョージ・ローウェンシュタイン(行動経済学と神経経済学に関する先駆研究),スタンフォード大学のロバート・ホール(労働者生産性の分析,景気後退と失業に関する研究),ハーバード大学のマイケル・ジェンセンとMITステュワート・メイヤーとラグフラム・ラジャン(企業融資における意思決定局面に対する着目への貢献)だ。

クラリベートのリストには,ほかにも数十名のノーベル経済学賞候補の名前が挙げられており,ドナルド・トランプ大統領がFED議長への任命を検討していたと言われている金融政策の研究者であるジョン・テイラー,経済成長の専門家であり,世銀のチーフエコノミストであるニューヨーク大学のポール・ローマー,ロナルド・レーガン時代の大統領経済諮問委員会委員長で,年金,税などの財政分野について研究を行っているマーティン・フェルドシュタイン,気候変動について研究しているイエール大学のウィリアム・ノードハウス,生産性について研究している ハーバード大学の デイル・ジョルゲンソン,経済成長について研究しているハーバード大学のロバート・バロー,元IMFチーフエコノミストであるピーターソン国際経済研究所のオリビエ・ブランシャール,行動経済学を研究しているシカゴ大学のリチャード・セイラーなど,アメリカの経済学界の著名人もそこには含まれている。

大恐慌に関する研究業績から,過去には元FED議長であるベン・バーナンキの名前も過去に挙がったことがあり,バーナンキの古くからの共同研究者であるニューヨーク大学のマーク・ガートラーもクラリベートのリストに記載されている。法と経済学の関係についての研究家であり,最近連邦裁判所判事を引退したリチャード・ポズナーもまたリストに含まれている。

僕の予想は当たったことがないけど1 ,今年はウィリアム・ノードハウス(「環境会計」)とマーティン・ワイツマン(気候変動とリスクの経済学)と予想しよう。

  1. 訳注;2015年の予想(拙訳)と2016年の予想(hicksianさんによる訳) []

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