Frances Woolley, “” (Worthwhile Canadian Initiative, April 21, 2017)
Canadian Cook Book
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Frances Woolley, “Milk is mind-bogglingly cheap” (Worthwhile Canadian Initiative, April 21, 2017)
この料理本は家政学の全盛期に作られている。科学原理を家庭生活に応用しようという時代だった。レシピには、栄養素情報、より洗練されたエチケットのガイド、今日でいうところの『金融リテラシー』が入っていた。
Canadian Cook Book
Frances Woolley, “Making Guns Obsolete” (Worthwhile Canadian Initiative, March 5, 2018)
アメリカ合衆国は特異な銃文化を持っているとされている。しかし経済学者にとって文化というのはおもしろくない説明だ。私たちは文化の起源を探す、それを促進し維持しようとする経済的・社会的影響を探すのだ。
狩猟、開拓生活、そして戦争はアメリカの銃文化が如何に始まったかを説明することはできるが、維持についてはそうでもない。銃に親和的な地方は人口を失っており、人口増加は銃所持率の低い都市部と郊外に集中している。最も急激に増加しているアメリカの人口区分、すなわちヒスパニック、アジア系、黒人といった人々は、最も銃を所持しそうにない。それに、このトレンドは何十年も続いている。これは成人アメリカ人の銃非所持世帯率が1973年に50%だったのが、2014年には64%に増加した理由を説明できる(総合社会動向調査のデータはこちら)。 [Read more…]
Tyler Cowen, “My Tokyo Advice to Scott Sumner,” Marginal Revolution, March 26, 2018
東京で良質のフランス料理とイタリア料理の両方を食べるべきだ。
君にとって重要ならだが、本物のCDショップが東京にはまだある。
時間を取って地下街を散策するといいだろう。例えば新宿駅とか。他にもいくつか。
築地魚市場がまだ営業しているかわからないが、営業しているなら行く価値はある。
iPhoneの翻訳機能を準備しておくこと。文字と音声の両方。
東京で迷子になるのは最高だ。目に見えるものに囚われないように。
国立博物館。国立西洋美術館は良いが、行かねばならないというほどではない。
移民のいる地区を探してみるといい。
できだけいろんな時間帯に外を散策して東京を味わってみるといい。
紀伊国屋書店はとても良い。全体として六本木は好きではないが、駐在員や長期滞在者向けの派手なバーやレストランはそれなりの楽しさがある。
労働者階級の日本人がいる地区に行ってみるといい。地下鉄の主要な駅でもあるが、池袋とか。
自動販売機を探すといい。いくつも自動販売機が並んでるところとか。
子供向けも含め、ゲームセンターはかなり素晴らしい。
パチンコを一度は試すべきだ。
タイラーより
Scott Sumner, “Japan Bleg”(TheMoneyIllusion, March 24, 2018)
来月、日本(東京、京都といくつかの地方)を訪問するので、どこに行ったらいいかオススメを教えてくれたらありがたい(食べるところよりも何を見るのがいいのかという路線で)。日本銀行には素晴らしい木版画の美術館があると聞いたが、ネット上で英語の情報を見つけられなかった。
若いとき僕が好きな国はイギリスだった。今は日本だ、そのほとんどの理由は日本美術だ。これは僕にとって初めての日本旅行になる。
それから、歩きの問題(足底筋膜炎かな?)についての提案もあったらありがたい。旅行中、僕はいつもたくさん歩くのだけど、ここ一ヶ月左足が痛む。
何年か振りの「本当の」休暇を楽しみにしてるよ!
Frances Woolley, “The Beer IneQuality Index”(Worthwhile Canadian Initiative, July 19, 2015)
よくありがちなカナダ人のアメリカ産ビールに対する意見は、水っぽくてアルコールが弱いというものだ。しかしアメリカのビール醸造所は世界最高のビールをも生産している。アメリカ全土の地ビール醸造所の中に見事な品質のものが出てくるのだ。
アメリカについて驚愕するべきことは、国内の格差、もっと正確にいうと、ビールの品質の不均等さのレベルである。ドイツやベルギーといった国々、そしてスカンジナビア諸国も一般に、ビールの品質についてはそこまでばらつきはない。 [Read more…]
政府支出削減を求めるという困難な選択をするときに、俗に言う『予算ブラックホール』について心配しない経済学の学派がある。バーニー・サンダーズ氏のチーフ経済アドバイザーであったステファニー・ケルトン教授のようなMMT(現代金融理論。以下、MMT)提唱者は、オーストラリア政府は予算を均衡する必要はなく、経済を安定させる必要があると主張する。そして、彼らの主張は(今までの経済学のものとは)まったく違うものだと言う。
MMTとは、1990年代にオーストラリアのビル・ミッチェル教授(和訳)とともに米国アカデミアのランドル・レイ教授、ステファニー・ケルトン教授および投資銀行家でファンドマネージャであるウォーレン・モズラー氏により経済運営の手法として開発され、ハイマン・ミンスキー、ワイン・ゴッドリー、アバ・ラーナーといった先駆的経済学者のアイディアをもとに築かれた理論だ。著名経済学者ジョン・M・ケインズの研究についてのミンスキーたちの解釈は、 1980年代には支配的になったものとは非常に異なっている。 [Read more…]
John Cochrane, “A progressive VAT” (The Grumpy Economist, April 26, 2017)
VAT(ここでは消費に課税する税のことを指す)以外の税金は無し –所得税、法人税、相続税などなど一切無し- というのは経済学者にとってほぼ理想だ。ではどうやってVATを累進化できるだろう?素晴らしく、あるいはもしかしたらキチガイじみた、アイディアが思い浮かんだ。 [Read more…]
Simon Wren-Lewis, “Ben Bernanke and Democratic Helicopter Money“ (Mainly Macro, 4 May 2016)
「責任のある政府は文字通りお金を空から降らしたりはしないが、その事実を持ってフリードンマンの思考実験の理論を探求することを妨げてはならない。フリードマンの思考実験とは、極端に明確な形で、政府がデフレに屈してはならないのはなぜかという理由を示すために考えられたものだからだ。」 [Read more…]
Paul Krugman, “Did policymakers get it right?” (Video VOX, 22 September 2017)
政策担当者はどの部分で正しい政策を取ったか?この動画では、ポール・クルーグマンが中央銀行は正しい政策を取ったが、間違ったタイミングで緊縮政策が行われたと説明。この動画は2017年9月22日に開催された「金融危機から10年」と題されたカンファレンスで録画されたものです。1 [Read more…]
Simon Wren-Lewis, “Inequality or poverty“ (Mainly Macro, 18 April 2017)
トニー・ブレアの有名な言葉にこういうものがある:
人々の収入に開きがあるのを気にかけていないということではない。大金を稼ぐ人々がいるかどうかでもない。それらは私の関心ごとではない。私が気にかけているのは、機会に恵まれず、不遇で、貧しい人々だ。
労働党政府を含めほとんどのひとは、ブレア元首相が格差是正ではなく貧困対策に注力するつもりだと解釈しただろう。格差是正の歴史的トレンドと、その他さまざまなものとともに労働党が推し進めた貧困削減プログラムがそこに与えた影響(そしてこのプログラムが近い将来取り消されるかもしれない可能性)については、リックの素晴らしい議論を参照してもらいたい。 [Read more…]
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