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タイラー・コーエン「なぜブサイクにはつらく当たっても許されるのか」(2021年6月25日)

Tyler Cowen”Why is it OK to be mean to the ugly?Marginal Revolution, June 25, 2021 

というのがニューヨークタイムズに載ったデヴィッド・ブルックスのコラムだ。以下はその抜粋。

常にというわけではないけれど、多くの場合において魅力的であることで最上の扱いを受けられる。研究によれば、魅力的な人はそうでない人より採用面接に呼ばれる可能性が高く、面接後に雇われる可能性が高く、昇進の可能性も高い。魅力的な人は、融資を受けられる可能性が高く、その融資に適用される利率がより低くなる可能性も高い。

ルッキズムによる差別的な効果はあらゆるところに見られる。魅力的な経済学者はランクの高い大学院課程で学ぶ可能性が高く、魅力的でない経済学者よりも論文が引用される頻度が多い。ある研究では、魅力的でない犯罪者がちょっとした軽犯罪を起こした場合、その罰金は魅力的な犯罪者の場合と比べて約4倍になるという。

この分野の研究の第一人者であるダニエル・ハマーメシュは、見た目の良さで下位7分の1に位置するアメリカの労働者は、上位3分の1にいる労働者よりも年間の収入が約10~15%低いことを発見した。魅力的でない人は、生涯収入で25万ドル近く損をするのだ。

こうしたバイアスの総合的な効果は莫大なものだ。2004年のある研究では、民族を理由としたものよりも、見た目を理由とした差別を報告した人の方が多いことが分かった

American Journal of Sociologyの最新号に掲載された研究において、エリス・P・モンクJr、マイケル・H・エスポジト、ヘドウィグ・リーは、魅力的と見なされた人とそうでない人の間の収入格差は、成人の白人と黒人の収入格差に匹敵ないしは上回ることを報告している。彼らは、この魅力性曲線が黒人女性に特に大きな不利益をもたらすことを見出している。社会で支配的な美の基準に合致した人は収入に上乗せを受け、そうでない人は合致した人の1ドルに対して平均して63セントしか稼げないのだ。

是非全文を読んでほしい。


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