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タイラー・コーエン「結婚する誘因の減少と労働力からの男性の撤退」(2019年10月31日)

[Tyler Cowen, “Declining marriage incentives and male withdrawal from the labor force,” Marginal Revolution, October 31, 2019]

1965年以降,これほど多くの若い男性が労働力から撤退しているのはなぜだろうか? 本稿では,男性が就業して婚姻パートナーとしての価値を高めるのに時間を投資するモデルを提示する.この時間投資に対する婚姻市場での見返りが低下すると,あまり望ましくなくなった婚姻市場に対応して,若い男性の就業も低下する.この予測をデータと照らし合わせることで,婚姻における性別役割の特化がもつ価値を低下させる2回の介入のあと,就業をもとめる若い男性が減ることを本稿は示す.その2回の介入は,次のとおり:i) 一方的な離婚制度の採用と,ii) 需要に応じた女性の就業機会の改善.次に,本稿では構造的な推定を用いて,労働市場に生じたショックが雇用に及ぼす影響を,そのショックに対する婚姻市場における内生的な調節が決定することを示す.こうした発見により,若い男性の労働市場参加の低下に婚姻市場の変化が重要な要因としてはたらいていることが確認される.

上記は,ミシガン大学で雇用市場の研究で博士号をとろうとしている Ariel J. Binder雇用市場論文から.


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