タイラー・コーエン 「今年度(2018年度)のノーベル経済学賞は誰の手に?」(2018年10月6日)

●Tyler Cowen, “Who will win the Nobel Prize in economics this year?”(Marginal Revolution, October 6, 2018)


これまでに予想が的中したことは一度としてない。候補に挙げた人物が後になって(別の年に)受賞した例はあれど、「今年の受賞者は誰々」という予想がばっちり的中した試しは一度としてないのだ。そんなわけでこれまでに候補者として勝手に名前を挙げてしまった面々には大変申し訳なく思うばかりだ(ボーモル、ごめんよ)。・・・と言いつつ懲りずに今年も予想させてもらうとすると、エスター・デュフロ(Esther Duflo)アビジット・バナジー(Abihijit Banerjee)の二人に一票といかせてもらうとしよう。マイケル・クレマー(Michael Kremer)も一緒に付け加えてもいいかもしれないが、開発経済学の分野にランダム化比較試験(RCT)を持ち込んだ第一人者というのが受賞理由だ。

ティム・ハーフォードも指摘しているように、彼ら(特にデュフロ)はノーベル賞を受賞するにはまだ若過ぎるかもしれない。というわけで保険としてもう一組だけ候補を挙げておくとしよう。これまでに何度も候補に挙げ続けてきているが、環境経済学の分野にノーベル経済学賞を授与というわけでウィリアム・ノードハウス(William Nordhaus)パーサ・ダスグプタ(Partha Dasgupta)マーティン・ワイツマン(Martin Weitzman)の三人の名前を挙げさせてもらうとしよう。

皆さんの予想はどうだろうか?

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