スコット・サムナー 「全世界による対ロ包囲網?」(2022年3月9日)

●Scott Sumner, “Is the world united against Russia?”(TheMoneyIllusion, March 9, 2022)


メディアの報道を見ていると、ロシアによるウクライナ侵攻にほぼほぼ全世界が団結して反対しているかのような印象を受ける。それって本当なんだろうか?

事実はというと・・・、

ロシア軍がウクライナの各都市に空と陸から攻撃を加える中、水曜日に開催された国連の緊急特別会合にて、ロシアのウクライナ侵攻を非難する決議案が圧倒的多数の賛成で採択された。決議案では、ロシア軍の即時撤退が求められている。

国連に加盟する193カ国のうち、投票に参加したのは181カ国。そのうちの141カ国がロシアを非難する決議案に賛成票を投じ、ロシアとその同盟国――ベラルーシ、シリア、北朝鮮、エリトリア――の計5カ国が反対票を投じた。残りの35カ国は棄権したものの、決議案の採択に必要な数――加盟国の3分の2――を上回る賛成票が集まった。

残念ながら、国連総会でロシアを非難する決議案に賛成票を投じた国――以下の地図で黄色で塗られた地域――の領土の広さは、全世界の半分に過ぎないようだ。

メディアの報道はヨーロッパにばかり目が向いていて、そのせいで反ロシアの声が世界中のあちこちから上がっているかのように見えちゃうんだろうね。そうであってくれたらいいんだけどね。

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