Tyler Cowen “The looks gap in earnings” Marginal Revolution, June 20, 2021
(略)外見的な魅力の違いに応じた収入差の大きさは、各種要因をコントロールした後の純効果で、収入に関する黒人・白人間の人種格差に匹敵ないし上回り、アフリカ系アメリカ人においては黒人・白人間の人種格差及びジェンダー格差に匹敵もしくは上回る。
論文はの全文はこちら。ルッキズムに関する本ブログの過去記事はこれ [1]訳注;和訳はこちら(optical_frog氏訳) とかこれがある。以下2点は心得ておきたい。
1. 多くの場合、ルッキズムに一番傾倒しているのは教育を受けた(そしてその多くは左巻きの)両岸のエリートで、服装や体形等々に関する内部倫理を通じてルッキズムを強いている。こういう人たちは、自分が競合する白人の利益集団よりも良い人間であると脅迫的なまでに信じているので(これがどれだけ明白か、彼らの無自覚のほどは驚きだ)、ルッキズムにみんなの注意が向くことを好まない。ルッキズムについて示されると、「うん。それも悪いことだね」とあしらって、それ以上話すことはないんだ。ルッキズムは今後も衰えることはなく、むしろほかの主義主張(イズム)が退潮することで強まることもありえる。
2. 誰かを雇うときや掘り出しものの才能を発掘しようとするなら、以上のことを頭に入れておくべきだ。
教えてくれたイケメンのケヴィン・ルイスに感謝。