月: 2023年7月
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ノエル・ジョンソン&マーク・コヤマ「近代国家と経済成長にはどんな関係があるのか:国家行使能力(State Capacity)に関する経済史研究のサーヴェイ」(2017年4月1日)
近年の政治経済学と開発経済学における研究は揃って、経済成長を実現させた国とさせられなかった国を分かつ要因を説明する上で、「国家行使能力」(state capacity)の重要性を強調している。
ピーター・ターチン「アケメネス朝は何者によって築かれたのだろう?」(2023年7月2日)
人類創成期の巨大帝国――マウリア朝、…
ピーター・ターチン「ズボン着用の文化進化:後編」(2012年7月10日)
論点は、文明化が進んだヨーロッパで、チュニックからズボンへの切り替えが、「重装歩兵(ホプライトゥ)」が「騎士(ナイト)」に置き換わった後に生じている点にある
ピーター・ターチン「ズボン着用の文化進化:前編」(2012年7月7日)
北米や西欧だと、一般人のほとんどがズボンを履いているのを観察できるはずだ。しかし、なぜ一般人(特に西洋文明に属する男性)の標準的な衣服になっているのだろう? なぜ、キルト、ローブ、チュニック、サロン〔腰巻きスカート〕、トーガではないのだろう?
ピーター・ターチン「なぜ我々はズボンを履くのだろう?」(2012年7月4日)
なぜ我々はズボンを履くのだろう? もっと具体的に問うなら、西洋社会で、「二股に裂けた足を覆う衣類」(ズボン、ジーンズ、スラックス、パンタロン)が標準的な衣服になっているのなぜだろう?
ノア・スミス「ロバート・ルーカスとは何者で何を残したのか:追悼 彼の世代で最も影響力をもったマクロ経済学者」(2023年5月16日)
ルーカスの強みは、成長理論の時でもそうだったように、優れた質問を投げかけ、人々にその解決先を見つけさせようとすることにあった。