タイラー・コーエン 「『みんな』の力を借りて、旅にかかる交通費を浮かそう」(2012年10月1日)

●Tyler Cowen, “Crowdsourcing the lowest fare”(Marginal Revolution, October 1, 2012)


しかしながら、ややこしい旅行プラン [1] … Continue readingを立てている人にとっては、格安航空券を見つける手助けをしてくれる検索サイトも必ずしも満足のいく答えを返してはくれない。ビジネスチャンスが転がっているではないかと見て取ったのが、Flightfox社。カリフォルニア州マウンテンヴューを本拠とする新興企業だ。「みんな」――Flightfox社が承認したメンバー――で互いに競い合って、最安値の乗り換え方法を見つけ出そうではないかと考えたのだ。

顧客(ややこしい旅行プランの持ち主)がFlightfox社のウェブサイト(Flightfox.com)を訪れて、コンペの開催を願い出ることからすべては始まる。旅の行程についての情報と、いくつかの要望――「飛行機代を浮かすことができるのなら、どの航空会社でも構いません」とか、「交通費を浮かすことができるのなら、乗り継ぎの時間がどれだけ長くても構いません」などなど――も一緒に伝えてもらう。その願い出が受け入れられると、「みんな」の出番だ。「みんな」が一斉に調査に乗り出して、それぞれが見つけた一番安い乗り換え方法を報告するのだ。

コンペの開催期間は、3日間。最安値の乗り換え方法を見つけ出した「勝者」は、「賞金」の75%を受け取る。「賞金」は、コンペの開催を願い出た顧客が支払う。「賞金」の額は、旅の行程の「ややこしさ」の程度によって変わってくるとのことだが、34ドル~59ドルの範囲に収まるケースが多いようだ。

全文はこちら。情報を寄せてくれた @ArikSharon に感謝。

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1 訳注;例えば、シドニーを出発してスペインのバルセロナに飛び、次に南アメリカの国々を見て回って、最終的にシドニーに戻る、といったように国境を越えて各地を転々とする旅のプラン。
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