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タイラー・コーエン「破産した美術館を救済する方法?」(2004年12月26日)

Tyler Cowen, “How to Save an Insolvent Art Museum?“(Marginal Revolution, December 26, 2004)

サザビーズのアメリカ絵画部門元部門長であるジェームズ・S・マロニー氏は、バーンズ財団を救済しフィラデルフィア郊外メリオンにコレクションを留める計画を裁判所に提出した。マロニー氏の計画は、個々の絵画の生涯不動産権を売るというものだ。各購入者は絵画価格の10%かそれ以上を支払い、購入者の存命期間中絵画を展示する権利を「所有」する。バーンズ財団は購入者の死亡時に絵画を買い戻す。収益は、2億米ドルほどの寄贈財産として使用されるという。

これはコレクションの「最も望ましい」作品100点を貸し出さなくてもすべて可能だろう。そしてもし美術館が個人より絵画に低いディスカウントレートを提供できるなら、この取引は経済的に筋が通る。しかし前例は過去に一件しかない(デンバー美術館)し、インフォームドオピニオンはこの提案が通らないだろうと予測している。それに人々が観るためでなく単に所有するために絵画を購入するなら、この計画は成立しない。

引用は2003年12月号のThe Art Newspaper (14ページ)から。

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