経済学101は主に皆様の寄付によって賄われています。温かい支援をお待ちしています

タイラー・コーエン「2番目に安いワインはボッタクリってほんと?」(2021年6月1日)

[Tyler Cowen, “Is the second-cheapest wine a rip-off?” Marginal Revolution, June 1, 2021]

Mussa & Rosen (1978) の研究で示された製品ラインの標準的経済分析からは,より高品質な製品ほど,絶対的な利幅は高くなることが含意される.一方,ワイン・リストにはこの特徴が当てはまらないと広く主張されている.レストラン経営者は2番目に安いワインを割高に設定していると信じられている.そうする理由は,知識のないディナー客が最安の選択肢を選ぶのを恥ずかしがるのを利用するためなのだと言われる.本稿では,どちらの説が正しいのかを検討する.本研究では,2番目に安いワインの利幅は,それより価格が高い4つのワインよりも顕著に小さいのが見出される.2番目に安いワインがとりわけろくでもない買い物だというのは,都市伝説だ.パーセンテージで見た利幅は,中価格帯のワインでもっとも大きくなっている.これは,行動の要素がなく垂直に差別化された製品ラインでの利潤最大化価格設定と整合する.ただし,他の要因もこの価格パターンに寄与しているかもしれない.

上記の抜粋は,David de Meza & Vikram Pathania による新論文から.via The Browser(ここはお金を払う値打ちがあるよ).


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください