月: 2023年6月
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コーエン・N・チューリング「ケインジアン vs マネタリストの区別はもはや時代遅れである」(2023年5月23日)
この記事では、ケインズ主義とマネタリズムの区別は、(共にワルラス経済学に依拠していることから)現代のマクロ経済論争を理解する上で、時代遅れであると論じる。今、有用な区別は、(ケインズ主義とマネタリズムの統合からなる)新古典派連合(Neoclassicals)と、新オーストリア学派の区別である。この区別は、経済における公的債務の役割についてのそれぞれ異なる見解に立っている。
2023年6月21日
ダイアン・コイル 「アンポップ経済学 ~主流派経済学に対抗する『反主流派』経済学~」(2010年7月25日)
主流派経済学に肯定的な「ポップ経済学」には、対抗勢力が存在している。「反主流派」たる「アンポップ経済学」がそれだ。
2023年6月15日
ウィリアム・ベイトマン&イェンス・ファント・クルースター「中央銀行は、歴史上に常に財政ファイナンスを行ってきた機関である」(2023年5月27日)
イングランド銀行、連邦準備制度理事会、欧州中央銀行よる財政ファイナンスの歴史をたどる
アンドルー・ポター「リベラリズムを蝕むものはなにか?」(2023年4月6日)
リベラリズムを蝕むものはなにか。それは、神の不在ではなく、コミュニティーの欠如だ。
ジョセフ・ヒース「イデオロギー論の諸問題」(2001年10月1日)
本稿で私は、従来「イデオロギー的影響」というカテゴリーの下で一緒くたにされてきた現象の多くが、主体が合理的であるとの想定を保持したままでも説明可能であると論じていく。〔…〕制度が再生産されるメカニズムを正確に診断すれば、社会変革ための新しい戦略を提示できる可能性がある。