ノア・スミス「Blueskyに引きこもるアメリカの左派たち」(2025年9月13日)

進歩主義者たちは、一見無敵に見える武器を発見した。しかし、ある日突然、それは機能しなくなってしまった。

学生時代,キャンパスの書店を眺めてたら『フォーリンアフェアーズ』誌のこんな見出しが目に入った――「パレスチナの水爆」.

なんだろうと思って棚から手に取ってざっと目をとおしてみた.その記事は第二次インティファーダの最中に書かれたもので,こう論じていた――実地の問題として,自爆テロを止める方法はない.だから,ほんの数名のイスラエル人を道連れにするために自分の命をなげうつのを惜しまない人々が途切れなく安定してパレスチナに供給されているかぎり,イスラエルが自爆テロをとめる方法はない.

当時のぼくにはもっともらしい話に聞こえて,この説にかなり説得されていたのをいまも覚えている.ところが,実のところ,これは間違っていた.記事が書かれてからほんの数年後には,イスラエル内の自殺テロは低レベルにまで減少していった:

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Source: W. Robert Johnston

「なにがどうなったの?」 パレスチナ側の自殺テロ志願者がなかなか現れなくなっていたのかもしれないけれど,ぼくが読んだかぎりだと,主な理由はイスラエル側の対策にある.イスラエルは,西岸に巨大なフェンスを構築したのをはじめとしていろんな保安策を講じて,自殺テロ要員が侵入するのを難しくした.しばらくは無敵の武器に見えたものが,結局は例に漏れず一時的な優位でしかなくなってしまったわけだ.

こんなことを思い出したのは,キャンセルカルチャーについて考えてたときだ.

2018年に,バリ・ワイスが Twitter でなんてことのないリベラルらしいツイートをしたところ,袋だたきにあった.ワイスは,オリンピック・スケート選手の長洲未来が高難度の技をやりとげたのを称えて,ミュージカル『ハミルトン』から移民のすばらしさを述べた台詞を引用した:

バリ・ワイス「移民たちは見事に仕事をやりとげる」

このツイートが人種差別だという話になって,数日にわたってワイスは数千もの人たちから憎しみに満ちた攻撃を受けた.「なんでそれが人種差別なの?」 長洲未来は実は移民じゃないからだ――彼女はアメリカ生まれのアメリカ人だった.ワイスを攻撃していた人たちに言わせると,ワイスの発言には,白人以外はいつまでたっても外国人だという含意がある――それが,彼らの言い分だった.

もちろん,それはまるっきりカスな言い草だった.長洲の両親は移民だった.「第二世代移民」という用語は,移民の子供たちを記述するのに学術的な社会学で使われてるごく標準的な用語だ.それに,移民第二世代のアスリートがアメリカを代表して競技に挑んだ姿を称えて『ハミルトン』の台詞を引用することで,ワイスは(白人以外の)移民がアメリカをもっと強くするという考えを支持していた――これは,ごく標準的なリベラルの見解だ.

ワイスが袋だたきにあったこの一件が彼女の生涯に長期的な悪影響を残したかどうかははっきりしない.ただ,彼女は勤め先の『ニューヨークタイムズ』でますます敵意に囲まれるようになっていって,ついには辞職に追い込まれた.あの袋だたきを――そしてそのあと何年もワイスに同様の攻撃が向けられたのを――目の当たりにしていた人たちが,「素直に自分の考えを口に出すのは危ない」と考えたのも,無理はない.こうして,Twitter の群衆はおおいに現実の力をつけた.

「キャンセルカルチャーは進歩派の水爆だ」――ほんの数年前に出そろったばかりの進歩派の習わしに完璧に順応しない人物を誰だろうといつでも標的にできる無敵の武器だ.そんな認識が広まって,2010年代のアメリカ社会の様相はずいぶんと変わった.編み物同好会からロマンス小説家協会から SF 大会まで,アメリカのあらゆる組織・団体で,内部の階層が混乱をきたした.序列で下にいながら鬱憤を溜め込んでる人や好機があれば利用してやろうと思っている人が,自分の恨みつらみをネット上で表沙汰にして序列上位者に恐るべきキャンセル群衆を差し向けてくるんじゃないかという恐怖が広まったからだ.

「なんでほんの数年のあいだ,キャンセルカルチャーはあれほど強力で人気になったの?」 すぐに思い当たる理由は,「効いたから」だ.2018年当時,「移民第二世代アメリカ人を『移民』と呼ぶのは人種差別だ」と本気で思ってる進歩派の立場だったら,非難の声を上げて Twitter で騒ぎ立てれば効き目のある打撃をしばしば相手に与えられた.もちろん,企業にとってボイコットはこわい.でも,それだけじゃなく,千人もの人たちが眼前で怒鳴り立ててる情景を見たら「これはとんでもなくやばい」と思うのが自然な時代に育ったのが X世代で,その世代が企業の経営陣になっていたんだ.当時,企業の経営陣がネット上の不評を純粋に恐れて,しぶしぶ怒りの声に従う場合はよくあった.

他にも理由はある.キャンセルカルチャーは,ネット上で手早く力と影響力を得る近道だった.ユージーン・ウェイが有名なブログ記事「サービスとしての地位(StaaS)」で述べているように,ソーシャルメディアによって,なんとか幸運を掴んでバズってインフルエンサーになれば,日々の生活ではちょっと手に入れられそうもない社会的地位をたっぷり得る機会が,たいていの人たちにもたらされている

ただし,その力と影響力を手に入れるには,目立たないといけない.十年一日のごとくに毎度のように進歩派が叩いてる代わり映えのない標的を叩いたところで――ドナルド・トランプやら共和党の上院議員やら保守系インフルエンサーやらを叩いたところで――見返りはたかがしれている.なにしろ,その狩り場には競争相手が溢れかえってる.ところが,群衆攻撃の新奇な標的を見つけ出せば――移民第二世代アメリカ人を『移民』呼ばわりした『ニューヨークタイムズ』記者なんかを見つけ出せば――大きな成果が転がり込んでくることもある.ようするに,これは新規憤慨開拓事業だ (”outrage entrepreneurship”).

当然,これにともなって,進歩派の間には「純粋さ追及スパイラル」と「陣営縮小」に向かうインセンティブが生まれる.非難すべき相手を探している進歩派の身になってみよう.いちばん魅力のある標的は,きっと,それまでキャンセルにあうはずがなく安全だった中道左派リベラルだ.ドナルド・トランプを憎むのなんて,ありきたりでつまんない.ところが,マット・イグレシアスを憎むときたらどうだろう? 「こいつぁ大注目を集められそうだぞ!」ってなるよね.

ネット上であの人やこの人のキャンセルを求める群衆の隊列に加わる人たちのなかには,きっと,「こっち側に回らなかったら次は自分が標的にされてしまう」という恐怖から参加している人たちもいたはずだ.こうして,「言挙げネズミ講」(”ponzi screaming”) とぼくが呼ぶ現象がうまれた――自分がそうしなかったら政治的な主義主張のスペクトラムで自分よりさらに左にいる人たちに自分こそが糾弾されてしまうという恐怖からスペクトラム上ですぐ右隣にいる人を糾弾するという現象だ.ネット上で声高に叫ぶ進歩派たちや,落選した議員候補みたいな人たちがいる.ウィル・ステインシルはネイト・シルバーを糾弾するけれど,当人もしょっちゅう左翼連中に糾弾のたこ殴りにあってる.

新規憤慨開拓事業,純粋性競争,言挙げネズミ講に邁進していくなかで,2010年代後半の進歩派キャンセルカルチャーは,フランス革命期の恐怖政治だか中国の文化大革命だかを茶番として再演してるような様相を呈しだした.そこにかかっていた掛け金は,ずっと安くはあった――仕事をなくしてしまうのなんて,断頭台の露に消えるのに比べればずいぶんマシだ.ただ,そこにはたらいてる社会の力学や行動パターンの多くは,わかりやすく似ていた.

ただ,「パレスチナの水爆」と同じく,恐怖に駆られた公衆は,キャンセルカルチャーの威力をとてつもなく過大評価していた.職を辞したあと,バリ・ワイスは Substack で “The Free Press” をはじめて大成功を収めている.かつて自分を NYT から追い出したのとまさしく同じ進歩派のいろんな規範をワイスはたびたびあざけってみせている.伝え聞くところでは,CBS ニュースは The Free Press を買収して同ネットワークの論説陣の主要メンバー兼重役として迎え入れることをワイスにもちかけているそうだ.

進歩派キャンセルカルチャーは,ぜんぜん無敵でもなんでもないと判明した――新テクノロジーを早くから採りいれて活用していた集団によって力を得ていっときだけ文化戦争の優位をもたらしていたにすぎなかった.キャンセルを食らっていろんな人たちの生活はめちゃくちゃになったものの,たいてい,それも短期でおさまった(ぜったいにそうだったわけではないけれど).時がたつにつれて,企業はこう学んだ――「進歩派の憤慨は儚く,あっちからこっちへと移ろいやすい.それに,不買運動はいっこうに現実に現れない.」 このことを認識してから,企業は Twitter で袋だたきにあった人たちを解雇するのをやめた.

今日,かつて 2018年に長洲未来についてワイスがツイートしたことを投稿したとして,それを叩きそうなのはウォーク系の左翼よりも反移民右翼の方だ.それに,企業のブランドに不買運動を起こすとしたら,移り気でまとまりのない左翼よりも組織化された右翼の方がその見込みが圧倒的に高い.

アメリカにおいて,進歩派キャンセルカルチャーの脅威は薄れている.

もちろん,アメリカ政治が2021年から全体的に保守に傾いているって事情もそこにはある.それに,イーロン・マスクが Twitter を買収して X に変えて進歩派の一部がこのプラットフォームから離脱していったって事情もある.彼らの多くが向かった先は,Bluesky という類似プラットフォームだった.

Gab や Parler や Truth Social みたいな右翼プラットフォームと同じく,Bluesky で声が届く範囲は限られている.その利用率は,いまだに X をはるかに下回っている.トランプ当選後にいっときドンと急増したものの,だんだん勢いは減ってきてる:

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Source: Nate Silver

実態として,重要な進歩派の面々は――学者・評論家・活動家・政治家たちは――みんな Bluesky にそろっていて,Twitter 時代よりも同質で規模の小さい聴衆を相手に語っている.でも,彼らの言葉はまるで響いていないようだ.「Bluesky でキミ叩かれてるよ」なんて聞かされても、実際問題として「ヤバい」と震える人はいない。「あいつはトランスフォビアだ」「人種差別野郎だ」「女性嫌悪だ」なんだと Bluesky で大勢に非難されても,キャリアにマイナスの影響が及ぶおそれはゼロにひとしいだろう.

それでも,Bluesky にいる進歩派たちは,2010年代後半のキャンセルカルチャー真っ盛りの頃に特徴的だった言い方や考え方や行動の習慣をいまだに引きずっている.これまでのぼくの生涯で,リベラルといえばアメリカ政治の「感じのいい連中」だった時期が大半を占めてる.でも,Bluesky にログインすると,毎度そこにはこんなモノがごろごろ転がってる:

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「それって,魂のないゴミで火山に放り込んだ方がいいってことも示してるんじゃないの」
「こういう思慮深くてバランスのとれた論文に対して無分別に独善的な罵倒をよこすような輩こそ火山に放り込まれた方がいいだろ.まあ,イーサンもろとも,Bluesky でテック系について細やかな話ができる可能性を追い出してくれてありがとうな」
「あの野郎は地球からも追い出した方がいい.クソが」
「ネット最悪のクソだなこいつ.トランプに学位をくれてやったようなカス大学で働いてるのも納得だわ」

(これは,AI についての論文を共有した大学教授に向けてジャーナリストが返してるやりとりだよ.)

先日,Bluesky で広まっているこの手の態度とコミュニケーション文体についてネイト・シルバーがこんな投稿をしていた.ちょっと抜粋しよう:

きっとこう思うはずだ.「健全な政治運動だったら,論点の7割で自分に同意する相手を歓迎するだろう.まして,トランプを民主制の存立にあやうくする脅威ととらえて彼に対抗する広範な連合を求めてる相手だったらなおのこと歓迎してもよさそうだ.」 ブルスカ民は,これのそっくり真逆をやっている:つまり,彼らにとって最大の敵はぼくやイグレシアスやエズラ・クラインのような中道左派だったり,『ニューヨークタイムズ』のような中道左派メディアだったりする.ところが,タイムズはフォックスニュースよりもさらに問題があると見なされていることもしょっちゅうある.(…)

さらに,ブルスカ民は自分と意見を異にする相手に暴力的な脅迫をすることもある.たとえば,ジャーナリストのビリー・ビニオンによれば,先日「Bluesky にログオンしてみたら,何千もの人たちが自分に向かって叫び立てていた.彼らの多くは,自分に「自殺しろ」といっていた.発端は,「億万長者は存在するべきだ」という投稿だった.

Bluesky で自分の文章に向けられた批判も読むけれど,どれもこれも実質に踏み込んでなくて非難するものに思える.たとえば,『ニューヨークタイムズ』記者のジャメル・ブーイーから気楽に向けられた侮辱なんかがそうだ:

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ノア・スミス:民主党が中道に軸を移すべき項目は3つしかない:
#1. DEI(これは失敗した.そろそろたんに人種差別をしないことに軸を移す頃合いだ)
#2. 警察による取り締まり(これは犯罪を大幅に減らす.〔「警察予算をなくせ」みたいに警察に対する敵対的な方針をとらずに〕穏当な警察改革に軸をもどすべきだ)
#3. 〔不法移民の〕庇護(そうだよ,違法に国境をまたいで庇護を求めるのはダメなことだ)

ジョシー・ダフィ・ライス(作家・政治評論家):「民主党が信条を曲げるべき項目は.人種・性差・警察・移民だけだ」――それで得る勝利ってなんなの.

ジャメル:「電話でピザを注文するのもままならないおかしな反社会的敗北者が選挙に関して助言を書くのを禁止する措置がとられるべきだと強く思うね」

なるほど「いいね」が 4,500 ついてはいるけれど,ぼくの評判やキャリアにはなんら脅威にならない――それに,当のブーイーもそう思ってなさそうだ.この手の意地の悪い辛辣な言葉は,ただの習慣だ――隣にいるヤツをキャンセルすることで自分の潔白を証明できないかぎり誰もがいつでもキャンセルを食らう恐れのなかにいた頃から持ち越された文化的な名残なんだ.

進歩派の文化で説得と議論をやめて辛辣な言動をやるようになったことで,知的な進歩派なら可能だったはずの冷静な論評がアメリカから奪われてしまった.進歩派たちは,キャンセルカルチャーといういかにも強力無比に思える水素爆弾の威力に夢中になった.そして,いざその無敵の兵器が効かなくなると,他になにをすればいいのかわからなくなってしまった.Twitter 以前の時代にやっていたことをなにもかも忘れ去っていたからだ.最近,同じ趣旨を語った連続ツイートはこちら.

そこには,大きな思い込みがあった.「ソーシャルメディアは無限の威力を持つツールで,これがあれば少数の進歩派がものすごく大勢のアメリカ人たちを恥じ入らせて,自分たちの価値観を受け入れさせられるぞ」という思い込みだ.(…)ところが,進歩派はこの無限の威力をもつかに見えたツールにすっかり依存してしまった.他のあらゆることを忘れてしまった.説得のやり方を忘れてしまった.組織をつくる方法を忘れてしまった.妥協の仕方を忘れてしまった.今後もずっと,ソーシャルメディアでヤジをとばしたり排除すること,ただそれだけが自分たちに必要なツールなんだと思い込んだ.

Bluesky にいる進歩派たちは,間違いなくこう思ってる.「自分たちは,ただあの人やこの人を遠ざけているだけだ――古来からの社会的追放の力を行使して,上品な社会におよそふさわしくない意見をもつ人たちに「出口はあちら」と示しているだけなんだが.」 でも,いまなお進歩派たちが優勢な文化的空間は,縮小して言っている.Bluesky を見て「上品な社会」らしさがあると思いそうな人は,ほんのごく一握りだ.自分たちが嫌う人たちを追放するどころか,Bluesky の進歩派たちはただただ自分たちを孤立させていっている.

ミーガン・マカードルはこう書いている――Bluesky という飛び地に自分たちを隔離したことで,アメリカの進歩派たちはむしろ自分たちに影響力をそこなってしまった:

Bluesky の底意地の悪さ,いやったらしさのせいで,このプラットフォームは財政的に自立するに足りるユーザー数を確保しにくくなっているし,リベラルがかつて Twitter でふるっていた影響力をためることも難しくなっている.Twitter では,進歩派以外の大勢の人たちを巻き込んだ会話の輪郭をかたちづくることで彼らは力を貯めていった.他方,Bluesky では,彼らはもっぱら内輪でおしゃべりしている.

アメリカの進歩派が自分たちのためにつくりだしたこの小さな温室世界のなかでは,お互いをキャンセルしあうくらいしかできることがない.その一方で,もっと広範なアメリカ人は,進歩派抜きで進んでいっている.その方向は,いいものじゃない.第2次トランプ政権になってから,ドナルド・トランプによる行政権の濫用や有害な政策に対する反対が弱い.その理由のひとつは,進歩派たちが Bluesky でつるんでマット・イグレシアスやネイト・シルバーをキャンセルしようと試みて(そして失敗して)いることにある.

進歩派たちは,ここから抜け出す必要がある.2010年代後半は特別な時代で,もうぼくらが生きてる間に繰り返されはしないだろうってこと,そして,説得・妥協・組織づくり・効果的な統治という旧来のツールに立ち戻る必要があるってことを,認識する必要がある.椅子に座り込んだままお互いにいやったらしいことを言い続けていたらいつのまにかアメリカが崩壊してました,なんてわけにはいかないんだよ.

追記: Bluesky で,ジャミル・ブーイーがこのエッセイに反応している.

イヴァン・バーニック:「ジャミルが自分を侮辱したのはアメリカにとって悪いことだってノア・スミスはホントに書いてるな」〔※キャプチャ画像の範囲だと,アメリカを害した悪しき習慣とノア・スミスが言ってることが,キャンセルカルチャー最盛期に特徴的だった言動だってことがわからない〕

ジャミル:「ちがうよノア.あの投稿をした理由は,キミのことを反社会的な敗北者だと思ってて,それをキミにわかってほしいからだよ.」

[Noah Smith, “Bluesky-zation of American left,” September 13, 2025]

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