タイラー・コーエン「今日の事実: 査読(ピアレビュー)に費やされている時間」(2022年7月22日)

[Tyler Cowen, “Peer review facts of the day,” Marginal Revolution, July 22, 2022]

推定では,2020年の1年間だけで,世界各地の研究者たちは総計1億時間を論文の査読に費やしている.経済学の研究者たちの約10%は,1年のうち少なくとも25日の勤務日を査読に費やしている.(…) 今日,Nature や PNAS や National Academy of Sciences に科学者が論文を投稿すると,掲載までに平均で9ヶ月待たされる.経済学のトップ学術誌では,このプロセスはさらに長くかかっている――実に34ヶ月,つまり3年近くがかかっている.そして,投稿から掲載までの間隔は年を追って長くなり続けている.

上記は Saloni Dattani が Works in Progress に書いた文章からの抜粋(掲載号はこちら.おすすめ).また,彼女は改革のための提案もいくつか述べている.

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